秋祭りの季節、
地域の青年たちが花代を集めにやってきます。
初めてのあいさつに戸惑う子、慣れない手つきで領収書に書く子。
そんな姿を見て、つい口を出してしまう——おせっかいなおばちゃんです。
先日、髪をトウモロコシ色に染めた青年がやってきました。
爪は派手なネイル、耳にも唇にもピアス。
びっくりしながらも、私は言いました。
「そのファッション、隠さんでええやん。自分らしく、堂々と見せたらええ。」
彼は少し照れながら、「こんな風に言われたのは初めてです」と。
違いを怖れず、まずは受け入れる。
若い世代の個性も、年配の知恵も、
お互いを尊重しながら見守り合う地域でありたい。
——世代を超えて、心がつながるまち。
そんな温もりを、これからも大切にしていきたいと思います。